「屋根瓦の修理費用って、結局いくらかかるんでしょうか」というご相談を、つくば・土浦の現場で本当に多くいただきます。ネットで調べても「3万円」から「200万円」までバラバラで、余計に不安になりますよね。
この記事では、症状別・工法別の費用相場を整理いたします。あわせて、見積もりに現れにくい「見えないコスト」、つくば周辺特有の住宅事情もお伝えします。業者選びで確認したいポイントもまとめました。地域の職人視点で丁寧にご説明します。屋根瓦の修理でお悩みのお客さまの判断材料になれば嬉しく思います。
屋根瓦の修理を検討するとき、今日からできる次の一歩
- 雨どいや外壁まわりに瓦のカケラ・漆喰の白い粉が落ちていないか、地上から目視で確認する(1日で完了)
- 加入中の火災保険証券を出し、「風災補償」の有無と免責金額(多くは20万円型/損害額100%型)を確認する(30分で完了)
- 2〜3社に「屋根に上がっての現地調査」を依頼し、必ず屋根の写真をもらう(1〜2週間・見積もりは無料範囲が一般的)
屋根瓦の修理費用は「症状」と「工法」で大きく変わります
屋根瓦の修理費用が「3万円〜200万円」と幅広くなる理由は、シンプルに一つです。症状の進行度と選ぶ工法の組み合わせで、必要な工事量がまるで変わるからなんです。同じ「雨漏り」でも、原因によって費用は大きく変わります。瓦1枚のずれで済むケースもあれば、下地まで水が回るケースもあるからです。両者の費用は数十倍の開きが出ることも珍しくありません。

屋根瓦の修理費用が3万〜200万円と幅広い理由
費用の幅が大きい最大の要因は、屋根の「見えている部分」と「見えていない部分」の状態差にあります。表面の瓦だけずらして戻せば、数万円で終わるケースもあります。ところが、はがしてみたら下地の野地板(のじいた/瓦を支える木の板)が腐っていた、というケースがあるんです。本当の傷みの深さは、屋根に上がって確認しないと見えないんですよ。
つまり、屋根瓦の修理費用は「今の症状の重さ」ではなく「本当の傷みの深さ」で決まります。私たちが現場調査で必ず屋根に上がって確認するのは、この「表からは見えない層」の状態を確かめるためです。ここを見ずに、正確なお見積もりは出せないんですよ。
見積書で最初に見るべき「単価」ではなく「範囲」
複数業者から相見積もりを取ったとき、単価だけを比べても意味がありません。大切なのは「どこからどこまで直すのか」という工事範囲です。たとえばA社が20万円、B社が50万円だったとします。B社が下地の補修と防水シート交換まで含めているなら、後々の安心感はまるで違うんですよ。
見積書を受け取ったら、まず「工事範囲の内訳」を声に出して確認する。凡事徹底ですが、これがトラブル防止の入口になります。
つくば周辺で「気づいたら遅い」屋根瓦のトラブル
つくば・土浦エリアで多いのが、台風や突風のあとの放置ケースなんです。「なんとなく雨漏り音が気になる」で、そのままにされてしまうんですね。瓦が1〜2枚ずれた状態を半年放置した現場もあります。放置により下地の防水シートまで水が回っていました。修理費用が当初想定の数倍に膨らんだ事例を、私たちも何度か経験してきました(◐=当社の現場事例で、公的統計に基づく数値ではありません)。
早期発見できれば「部分補修」の範囲で終わるものが、放置すると「葺き直し」や「葺き替え」に発展する。これは屋根瓦の修理費用を考えるうえで、一番押さえていただきたい原則です。
【症状別】屋根瓦の修理費用の相場を目安でご紹介します
屋根瓦の修理費用は、症状ごとにおおよその相場感があります。ここでは代表的な5つの症状について、目安の金額をご紹介いたします。ただし、あくまで一般的な相場であり、実際は現地調査でお見積もりする点はご了承ください。
| 症状 | 費用目安 | 工期 | 主な工事内容 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 瓦のずれ・浮き | 3万〜10万円 | 半日〜1日 | 瓦の位置直し/固定 | 足場不要のケース |
| 瓦の割れ・欠け | 2万〜15万円 | 半日〜1日 | 同種瓦の差し替え | 枚数・在庫で変動 |
| 漆喰の詰め直し | 5万〜30万円 | 1〜3日 | 既存漆喰の撤去/新設 | 棟の長さでカギ |
| 棟瓦の取り直し | 15万〜50万円 | 3〜5日 | 棟解体/土台再構築 | 足場代が加算 |
| 雨漏り(下地補修必要) | 30万〜200万円 | 1〜3週間 | 葺き直しまたは葺き替え | 原因追跡が必要 |
瓦のずれ・浮き:3万〜10万円が一つの目安
瓦が1〜2枚ずれている、あるいは浮いている程度であれば、部分的な直しで済むケースが多いです。費用は3万〜10万円が一つの目安で、工期は半日〜1日ほど。ただし、屋根に登って作業する以上、脚立で届く範囲を超えていれば足場が必要になり、金額が跳ね上がることがあります。
瓦の割れ・欠け:2万〜15万円と枚数次第で変動
台風で飛来物がぶつかった、経年で瓦が欠けたといったケース。同種の瓦の在庫があれば、1枚あたり2万〜3万円で差し替えられるのが一般的です。ただし、20年以上前の瓦は廃番になっていることが多いんです。近似色の代替品を探す手間や、色合わせの調整で費用が上乗せされる場合もあります。
漆喰の詰め直し:5万〜30万円で棟の長さがカギ
漆喰(しっくい/棟瓦を固定している白い接着材)は、20年前後で劣化して剥がれ落ちてきます。棟の長さ1メートルあたり4,000〜7,000円が相場で、平均的な戸建てで15万円前後に収まることが多いです。棟の長さが長い和風住宅では30万円近くになることもあります。
棟瓦の取り直し:15万〜50万円と工程が増える範囲
棟瓦(むねがわら/屋根の一番高い部分の瓦)が波打つように歪んでいたら、「取り直し工事」の検討時期です。棟全体を一度解体し、内部の土や木材まで交換して積み直します。漆喰の詰め直しだけでは対応しきれない範囲です。相場は15万〜50万円が目安で、足場設置が加わると総額はさらに上振れします(◐=業界一般の目安)。
雨漏りが疑われる場合:30万〜200万円と原因追跡が必要
「天井にシミがある」「雨の日に音がする」といった雨漏りの疑い。ここが屋根瓦の修理費用で、最も金額の幅が広がるゾーンです。原因が瓦1枚のずれなら数万円で終わることもあります。ただし、防水シートや野地板まで水が回っていれば、葺き直しや葺き替えの範囲になります。総額は150万〜200万円を超えるケースが出てきます。
国土交通省の「リフォームの内容と価格について」でも、住宅リフォームの工事金額は幅広く分布することが示されています。内容によって数万円から200万円を超える範囲までが目安です(出典: 国土交通省「リフォームの内容と価格について」PDF ✓)。私たちの現場感覚も、この分布にほぼ一致しています。症状別のより詳しい相場は、屋根修理の費用相場|症状別の目安と後悔しない見積もりの読み解き方もあわせてご覧ください。
【工法別】屋根瓦の修理内容と費用感の目安
同じ症状でも「どこまで直すか」で工事の呼び方と費用感が変わります。屋根瓦の修理には大きく4つの工法があり、それぞれ向き不向きがあるんです。名前を知っておくと、複数業者の見積もりを比べるときの迷いが減りますよ。
| 工法 | 費用相場 | 工期 | 既存瓦の扱い | 向いているケース | 耐久年数目安 |
|---|---|---|---|---|---|
| 部分補修(差し替え) | 3万〜20万円 | 1日 | 局所的に交換 | 築20年未満・局所的な傷み | 5〜10年 |
| 葺き直し(ふきなおし) | 80万〜150万円 | 1〜2週間 | 再利用 | 瓦は健全・下地のみ劣化 | 20〜30年 |
| 葺き替え(ふきかえ) | 150万〜200万円超 | 2〜3週間 | 撤去・新設 | 築30年以上・耐震軽量化 | 30年前後 |
| カバー工法 | 80万〜130万円 | 1〜2週間 | 撤去せず上から重ね | スレート屋根中心(瓦は不向き) | 20〜30年 |
部分補修(差し替え):既存瓦を活かせるケースの選択肢
割れた瓦や、ずれた瓦だけをピンポイントで直す工法です。費用は3万〜20万円ほどと最も抑えられ、工期も1日程度で完了します。既存の瓦がまだ健全で、劣化が局所的な場合に選ばれる工法なんです。
ただし、20年以上経った屋根で部分補修だけを繰り返すのは注意が必要です。周辺の瓦も次々に不具合を起こしやすく、結果的に累積で費用がかさむことがあります。何度も直しているお客さまには「そろそろ全体を見直したほうが安心ですよ」とお伝えするタイミングになります。
葺き直し(ふきなおし):今の瓦を再利用しつつ下地を新しく
既存の瓦を一度全部下ろして、下地の防水シートや野地板を新しくしてから、同じ瓦を再度並べる工法です。費用は80万〜150万円ほど、工期は1〜2週間が目安。瓦自体はまだ元気で、下地だけを更新したい場合に選択肢に入ります。
葺き直しは「瓦の価値」を活かせるのが最大のメリットで、和瓦の風合いを残したいお客さまに向いています。ただし、下ろした瓦を並べ直す際に破損する枚数があるため、その分の追加費用は見込んでおきたい範囲です。
葺き替え(ふきかえ):瓦・下地・防水すべて刷新する工法
既存の瓦を撤去して、下地から新しい屋根材まですべて更新する工法です。屋根修理の中で、最も抜本的な選択肢になります。費用は150万〜200万円超、工期は2〜3週間が目安です。瓦の耐用年数を超えているケース、あるいは軽量化のために別素材(ガルバリウム鋼板など)へ変えるケースで選ばれます。
初期費用は最も高いですが、今後30年前後は屋根の心配から解放される安心感があります。「みらいプランニング」の観点から、次のリフォームまでの時間を長く取りたいお客さまには理にかなった選択なんです。
カバー工法:既存屋根の上に新しい屋根材を重ねる方法
既存の瓦の上から、軽量な金属屋根材を重ねる工法です。費用は80万〜130万円で、葺き替えより抑えられます。既存の廃材処分費がかからないのも利点です。ただし、和瓦の上にカバー工法を施工するのは、重量負担の問題で不向きなことが多いんです。実際にはスレート屋根で選ばれる工法で、瓦屋根では葺き直しか葺き替えの二択が現実的だとお考えください。
屋根瓦の修理費用に「見えないコスト」が乗る4つの理由
屋根瓦の見積もりを見て「あれ、思ったより高いな」と感じる方は少なくありません。原因のほとんどは、施工そのものではなく「見えないコスト」なんです。ここが分かっていれば、内訳をお客さまご自身で判断できるようになりますよ。
足場代:15万〜25万円が一般的な相場
2階建て以上の屋根工事では、原則として足場が必要になります。労働安全衛生規則第518条に定めがあるからです。高さ2メートル以上で墜落のおそれがある作業について、事業者に作業床の設置(=足場の組み立て等)を義務付けています(出典: e-Gov 労働安全衛生規則 第518条 ✓/条文引用は 厚生労働省 参考資料PDF ✓)。職人の命を守るための凡事徹底ですね。
足場代の相場は、平均的な戸建てで15万〜25万円が目安といわれます(◐=業界一般に流通する目安。公的な統一相場データは公表されていません)。家の大きさや道路付け(前面道路の広さ)によって上下する点はご了承ください。
廃材処分費と運搬費:瓦の量と車両手配で決まる
葺き直しや葺き替えでは、下ろした瓦や下地材の廃材処分費が発生します。瓦は産業廃棄物として適正処分が必要で、平均的な戸建てで10万〜20万円ほどが目安。運搬車両の手配費も別途かかることが一般的です。
下地(野地板・防水シート)の補修:はがして初めて分かる部分
これが一番怖い「見えないコスト」なんです。瓦をはがしてみて初めて、下地の腐食や防水シートの破れが判明します。追加補修が必要になれば、5万〜30万円ほどの上乗せになることも珍しくありません。事前の見積書に「下地補修は現況確認後」と一文があるかどうか、特に確認したい項目のひとつです。
職人手配と工期:繁忙期(台風後・秋口)は待ち時間が発生
台風シーズン直後や秋口は、屋根修理の依頼が集中します。信頼できる職人ほど予約が埋まっています。繁忙期は着工まで1〜2か月待つことも珍しくありません。急ぎたい気持ちは分かるんですが、焦って「すぐ来ます」と即答する業者には注意が必要です。飛びついた結果、トラブルにつながるケースを何度も見てきました。
つくば・土浦エリアの住宅事情と屋根瓦の修理費用の傾向
つくば市・土浦市を含む茨城県南エリアは、屋根瓦の修理相談が集中しやすい地域なんです。地形と気候と築年数のバランスに理由があります。地域密着で職人をやってきた立場から、現場感をお伝えしますね。

つくば周辺で「和瓦」の住宅が多い築年数帯とその背景
つくば市・土浦市の住宅の多くは、1980年代〜1990年代の宅地開発期に建てられた和瓦住宅です。現在築30〜40年に差し掛かっており、ちょうど瓦の下地や漆喰が寿命を迎える時期に重なっています。私たちが「そろそろ点検を」とお声がけしているのが、まさにこの築年数帯のお客さまなんですよ。
台風・突風・雹(ひょう)による部分損傷が多い理由
茨城県南は「筑波おろし」に代表される突風が多い地域です。夏場の雹(ひょう/空から降る氷の粒)による瓦の破損相談も少なくありません。特に台風の進路に入りやすく、10月前後は瓦のずれ・欠けのご依頼が集中します。私たちも、台風通過翌日には現地確認のお電話を一気にいただく年が続いているんです。なお、粘土瓦の耐震・耐風性は、2022年1月施行の改正建築基準法告示109号によって新築で緊結が義務化されています(出典: 全日本瓦工事業連盟「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」 ✓)。
凍害による瓦の劣化と、冬季施工が難しい季節性の壁
茨城県南は冬場に気温が氷点下まで下がる日があります。瓦の吸水と凍結による劣化(凍害/とうがい)が、じわじわ進行するんです。凍害は目視でわかりにくく、症状に気づいたときには広範囲に及んでいることも。また、12〜2月の冬季は屋根工事が難しくなります。繁忙期の秋のうちに点検を終えておくのが、「安全で安心」につながる進め方です。
屋根瓦の修理費用を抑える3つの現実的な工夫
屋根瓦の修理費用を安くする方法として、ネットには「相見積もり」「補助金」などが並びます。ただ、現場で本当に効くのは違うポイントなんです。凡事徹底の観点から、地味だけれど費用差につながる3つの工夫をご紹介します。
早期発見で「葺き替え」を「部分補修」の範囲に留める
私たちが繰り返しお伝えしているのが、早期発見の価値です。瓦1枚のずれを数万円で直せるうちに対処すれば、数十万円の葺き直しに発展せずに済むことがあります。工事範囲が広がる前に手を打つことで、費用が大きく変わってくるんです(◐=現場事例に基づく実感で、公的な統計比較ではありません)。5年に1度の点検を習慣にできれば、これだけで長期的な費用は大きく下がります。台風シーズン明けの11月頃を「点検月」に決めておくと、判断に迷いません。
外壁塗装や雨樋交換と同時期にまとめて足場を活用
足場代は屋根工事のたびに15万〜25万円かかります(◐=業界一般の目安)。もし外壁塗装や雨樋交換の予定があるなら、同時期にまとめて発注することで足場代を1回分に圧縮できるんです。私たちがお客さまとお見積もりを詰めるときも、この「同時施工の勧め」は必ずお伝えする項目ですね。
あわせて、断熱リフォームや窓リノベなど省エネ関連の工事を検討中の方もいらっしゃいます。その場合はリフォーム補助金2026|つくばの家で最大200万円もらう申請の流れもご覧ください。屋根改修と同時期に断熱や省エネ工事を組み合わせるケースもあります。補助対象になる工事が広がる場合があるためです(断熱リフォーム補助金2026年最新|つくばで最大200万円使う手順もあわせて参考にしてください)。
火災保険の「風災・雹災」補償の適用範囲を確認する
台風や雹、突風で瓦が損傷した場合、火災保険の「風災補償」で修理費用が下りるケースがあります。保険法第95条は、保険金請求権について定めがあります。「権利を行使できる時から3年間」で消滅時効にかかるという内容です(出典: e-Gov 保険法(平成20年法律第56号)第95条 ✓/日本損害保険協会「保険金の請求について」 ✓)。心当たりのある方はお早めにご確認ください。ただし、経年劣化が原因と判定されると補償対象外になる点は覚えておきたいところです。「工事契約を先に、保険は必ず下ります」と言い切る業者は要注意で、後述する見極めポイントにも関わります。
屋根瓦の修理業者を選ぶときに確認したい5つのポイント
屋根瓦の修理は、業者によって同じ工事でも金額が変わることが珍しくありません。数万〜10万円以上の差が出ることもあるんです。単なる価格比較ではなく「お客さまが安心できる根拠」を持って比べる視点をお伝えします。
現地調査(屋根に上がる)を無料でしてくれるか
地上から双眼鏡で見ただけで見積もりを出す業者は避けたい存在です。屋根瓦の状態は、実際に上がって見ないと判断できません。誠実な業者は梯子や脚立で屋根に登り、写真を撮ってお客さまに状況を共有します。
見積書の内訳が「材料・数量・単価」まで分かれているか
「屋根修理一式 80万円」だけの見積書は、内訳の説明責任から逃げている印象を受けます。誠実な見積書は、瓦の枚数、防水シートの平米数、廃材処分費、足場代までひとつずつ明記されているものです。
自社職人での施工か下請け丸投げか
営業だけの会社が請け負って、実際の工事は下請け業者に丸投げする形もあります。中間マージンで費用が上乗せされます。また、責任の所在が曖昧になりやすく、施工後のトラブル対応でお客さまが困る場面を何度も見てきました。自社職人での施工かどうか、遠慮せず確認してください。
施工後の保証(工事保証・メーカー保証)が書面で出るか
口約束の保証は、あとから「そんなことは言っていない」と言われれば終わりになりがちです。工事保証書と、瓦・防水シートなどのメーカー保証書、両方が書面で発行されるかを、契約前に確認しておくと安心です。
「今日契約なら○%引き」など即決を迫る営業がないか
訪問販売型の業者に多いのが、その場で契約を迫る手法です。屋根工事は数十万円〜数百万円の大きな判断です。家族で相談する時間、他社と見積もりを比べる時間を持つのが当然だと考えます。即決を迫る営業は、多くの場合避けたほうがよい合図なんです。特定商取引法では、訪問販売は書面交付から8日間のクーリング・オフが原則です(出典: 消費者庁「特定商取引法ガイド 訪問販売」 ✓)。契約してしまった場合も落ち着いて手続きを確認してください。
屋根瓦の修理費用に関するよくあるご質問
最後に、屋根瓦の修理費用についてお客さまから特にご質問の多い項目をまとめました。同じような不安をお持ちの方の判断材料になれば嬉しいです。
屋根瓦の修理費用は火災保険で下ろせるんですか?
台風・突風・雹(ひょう)などの自然災害が原因と認められれば、風災補償の対象になる可能性があります。経年劣化と判断されると対象外になる点はご注意ください。保険法第95条で保険金請求権の消滅時効は3年と定められています(出典: e-Gov 保険法 第95条 ✓)。心当たりのある方はお早めにご加入の保険会社にご相談ください。「必ず下ります」と言い切る業者は避けたほうが安心です。
見積もりだけでも費用はかかりますか?
多くの屋根修理業者は、現地調査・お見積もりまで無料で対応しています。ただし、赤外線カメラでの詳細調査や散水試験など特殊な検査が必要なケースもあります。この場合は別途費用が発生することもあるんです。お問い合わせの段階で「お見積もりに費用は発生しますか」と一言確認いただくのが安心です。
屋根瓦の寿命はどのくらいですか?
和瓦(粘土瓦)自体の耐用年数は、住宅屋根材の中でもかなり長いのが特徴です。業界内では50〜100年が一つの目安と流通しています(◐=業界一般の目安。粘土瓦は1000℃以上で焼成される陶器質のため耐候性が高いとされますが、単一の公的な耐用年数の定めはありません。緊結方法は全日本瓦工事業連盟「瓦屋根標準設計・施工ガイドライン」および2022年1月施行の改正建築基準法告示109号で強化されました。出典: 全日本瓦工事業連盟 ✓)。ただし、瓦を固定している漆喰は20年前後が目安です。下地の防水シートは20〜30年でメンテナンスが必要になるとされます。瓦は元気でも「下で支えている部分」が寿命を迎えているケースが、実は珍しくありません。屋根材ごとの耐久年数の違いは、トタン屋根の修理費用相場|つくば・土浦で長持ちさせる直し方や屋根リフォーム費用の相場|つくば・土浦の戸建てで失敗しない判断基準もあわせてご覧ください。
修理と葺き替え、どちらを選ぶべきですか?
築年数と傷みの範囲で判断するのが基本です。築20年未満で局所的な傷みなら部分補修、築30年以上で下地まで劣化していれば葺き替えが妥当なケースが多いです。判断に迷ったら、複数の業者に現地調査を依頼して、それぞれの見立てを聞き比べていただくのが安心につながります。
屋根工事の工期中、家に住み続けられますか?
はい、屋根工事の期間中も基本的にはお住まいいただけます。ただし、瓦の撤去や下地補修の時間帯は騒音や振動が発生しますので、在宅ワークの方はスケジュールをご相談ください。雨漏り修理中は一時的に室内側にブルーシートを敷くこともあり、その都度ご説明いたします。
屋根瓦の修理を頼む前に、自分でできる確認は何がありますか?
屋根に上がるのは危険ですので、地上からできる範囲で構いません。雨どいに瓦の破片が落ちていないか、外壁に瓦のカケラや漆喰の白い粉が付いていないか、天井にシミや水滴の跡がないか。この3点を確認していただければ、業者への相談時に状況共有がスムーズになります。
屋根瓦の修理でつくば市の補助金は使えますか?
屋根瓦の「修理」単体に紐づくつくば市の補助金は原則ありません。ただし、要件を満たせば「耐震改修」や「省エネ改修」の一環として補助を受けられるケースがあります。つくば市「木造住宅耐震改修費補助制度」は、昭和56年5月31日以前に建築された2階建て以下の戸建て木造住宅が対象です。在来軸組構法または伝統的構法・延べ面積30㎡以上といった条件があります。耐震診断で上部構造評点1未満のものが改修後1以上になることも要件です。補助率は耐震改修工事費用の5分の4(上限115万円)です。令和8年度は5月13日〜8月31日の先着2件の受付枠が用意されています(出典: つくば市「木造住宅耐震改修費補助制度」公式ページ ✓)。窓口は都市計画部建築指導課で、詳細は年度ごとに変わる可能性があります。ご自宅が対象になるかは、リフォーム補助金2026|つくばの家で最大200万円もらう申請の流れもあわせてご確認ください。
いま出ている症状から対処法を確かめたい方は、「雨漏りにお困りの方へ」もあわせてご覧ください。天井のシミ・壁紙の変色・カビ臭といった症状から、雨漏りの主な原因と放置した場合のリスク(断熱材の劣化、木材の腐食、シロアリ被害)まで整理しています。
記事を読んだ今が、いちばんの見極めどき
その“モヤモヤ”、必要度をはっきりさせませんか?
7つの質問に答えるだけで、洗浄で足りるのか・そろそろ塗り替えが必要かの目安がわかります。無料・しつこい営業はありません。
無料で必要度を診断する
この記事の監修者
浜路 洋一郎 (はまじ よういちろう)
株式会社リステップ 代表取締役
茨城県つくば市を拠点に、足場工事・外壁塗装・抗菌施工を手がける株式会社リステップ代表。 リフォーム部門「リフォエム」を運営し、「安全安心であなたの未来を守ります」を理念に掲げる。 つくば市・土浦市の現場で実際に施工する立場から、本記事の費用相場・工法・安全に関する内容を確認・監修しています。