先日、こんなお客さまが来店されました。「蛍光灯がなくなるって聞いたんですけど、家中の照明、全部取り替えないとダメなんですか…?」と、見るからに不安そうな表情で。
たしかに「蛍光灯がなくなる」なんて言葉だけが耳に入ったら、誰だって青ざめますよね。突然の出費、しかも光を失う恐怖。私はこういう瞬間にこそ、リフォエムの仕事の意味があると思っているんです。今日はそんなお話を。
「全部取り替え」じゃないんです。器具によります
まず、事実関係を正しくお伝えします。近年、一般照明用の蛍光灯(直管や環形など)は、製造や輸出入が段階的に終わりに向かっています。これは水銀を減らしていこうという国際的な取り決め(水俣条約)に関わる流れなんです。
ただ、ここが大事なところで――「今お使いの照明が、ある日突然パッと使えなくなる」わけではありません。在庫がなくなったり、寿命がきたりしたタイミングで、LEDなどへの切り替えを検討すればよい、という整理なんです。慌てて家中を一気に取り替える必要は、基本的にはないんですね。
そして、もうひとつ。お客さまが一番ホッとされたのが、この一言でした。
「お宅の照明、電球(口金)タイプなら、基本は電球を交換するだけで済む場合が多いんですよ」
そう、照明には「蛍光灯タイプの器具」と「電球タイプ」があって、対応がまったく違うんです。電球タイプなら、LED電球などにポンと付け替えるだけで済むケースが多い。器具ごと総取り替え…なんて大ごとにはならないことがほとんどなんです。
もちろん、最終的にはご家庭の器具を実際に見てみないと確かなことは言えません。だからこそ、現地確認やご相談が一番なんですね。
拍子抜けした顔と、「来てもらったのに申し訳ない」
その説明を聞いたお客さま、ふっと肩の力が抜けて、拍子抜けしたような顔をされました。そして一言。
「なんだ…そんなことだったんですか。わざわざ来てもらったのに、申し訳ない」
いやいや、とんでもない。私はむしろ嬉しかったんです。だって、不安を抱えたまま、ひとりで「家中の照明を全部替えなきゃ」と悩み続けるより、ずっといいじゃないですか。
専門家の私たちから見れば「当たり前」のことでも、お客さまにとっては突然の出費であり、光を失う恐怖そのもの。この距離こそが、不安の正体なんですよね。わからないこと――それが一番、人を不安にさせるんです。
だから声を大にして言いたい。「来てもらったのに申し訳ない」なんて、まったく思わなくていいんです。むしろ、小さな疑問のうちに聞いていただけることが、私たちにとっては何よりありがたい。不安を打破するのが、私たちの使命ですから。
凡事徹底。小さな相談こそ、歓迎します
リフォエムは外壁塗装やリフォーム、住宅設備など幅広く手がけていますが、私が大事にしているのは、こうした「凡事徹底」です。一つひとつの小さな相談に、ていねいに、誠実に向き合うこと。派手なことではなく、当たり前のことを当たり前にやり切ること。
「こんな小さなこと、聞いていいのかな」――そう思う必要は、まったくありません。電球ひとつの話でも、コンセントひとつの話でも、どうぞ気軽に声をかけてください。わからないモヤモヤを抱えたままにしないこと。それを正しい情報で、ふっと軽くしてさしあげること。それが私たちの役割だと思っています。
安全安心であなたの未来を守ります――この言葉は、なにも大きな工事のときだけのものじゃありません。蛍光灯ひとつの不安にだって、同じ気持ちで向き合います。
「聞いてよかった」と、ほほえんで帰っていただく。そんな「ほほえむリフォーム」を、これからも一つひとつ積み重ねていきます。
蛍光灯のこと、照明のこと、住まいのちょっとした気がかり。どんなに小さなことでも、まずはお気軽にご相談くださいね。お待ちしています。
リフォエム(株式会社リステップ)代表 浜路 洋一郎